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Have you teased me?
金曜日。
空は雲一つなく青一色に染まっていた。
「ヒーカーリちゃん」
学校に向かう道の途中で京はヒカリを見つけ、大きく手を振りながら駆け寄った。
「あっ京さん。おはようございます」
ニッコリと微笑みながら挨拶をした。
「おはよう!」
可愛い少女達の微笑ましい朝の挨拶を周りの人達は「いいね〜」と思いながら見ていた。
しかしそんな空気を一気に壊す声が響いた。
「ヒカリちゃ〜ん!おはようv」
「あっ大輔くん…おはよう」
「ちょっと〜大輔、私もいるんだけど?」
「おっ京?なんだ・・・お前もいたのか」
「いたのかって、あんたねー・・・」
「そんな事よりヒカリちゃん!明日って暇?いっ一緒に水族館行かない?前に行きたいって言ってたよね?」
「あんたね…そんな事って…失礼な」
大輔は京を奇麗さっぱりに無視してヒカリに熱い思いを伝えていた(笑)
「ごめんね、大輔くん。明日はちょっと・・・」
ヒカリはすまなそうに言った。
「えっ?そっか…」
大輔はさっきまでの幸せそうな顔が嘘のように落ち込み、地面にガクッと膝をついた。
「な〜に〜ヒカリちゃん。もしかして、デート?」
京はそんな大輔を無視してヒカリに問い詰め始めた。
「えっ?べっ別にそんなんじゃないですよ」
「慌ててる辺りがちょっと怪しいんじゃない?正直に言っちゃいなよ〜!」
「そっそんなんじゃ・・・」
「ふーん、なら泉先輩と明日は買い物に行こうかな?大きな電気屋が出来たんだよね☆」
京はヒカリにちょっと意地悪っぽく話しかけた。
その言葉に驚いたヒカリは慌てて
「だっだめ!明日は光子郎さんと映画に行くんです!!」
ハッ!!と、ヒカリは今の自分の言葉に気付き、ヤバイと思ったが時既に遅し。
京はニヤっと意地の悪い笑みをしてヒカリを見た。
「ほ〜ら、やっぱり泉先輩とデートなんじゃない」
「うっ・・・なんで知ってるんですか?」
「えっ?みんな知ってると思うよ・・・」
「うそっ!」
「ほんと・・・」
と京が言おうとしてフト気が付いた。
隣の空気がとても重いことに・・・
「だっ大輔?」
「ヒカリちゃんと光子郎さんが・・・」
大輔が背中に何か重いものを背負いながら、一人ブツブツと呟いていた。
「ヤバッ・・・」
京がそう呟いた瞬間、大輔の両目から大量の涙が流れヒカリの肩をゆさゆさと揺らしながら問い詰めた。
「ヒカリちゃん!それ本当なの?光子郎さんと付き合ってるの?」
「えっ?あっあのね大輔くん・・・」
ヒカリは苦笑しながら大輔を落ち着かせようと話かけ、そして京に助けを求めようと目で訴えかけたが
「じゃっじゃぁ、私は先に行くね。バイバ〜イ」
と手を振りながら去っていった。
「あっ京さんっ!!」
ずるいっ!とヒカリは叫んだが、京は走って逃げてしまった。
「フー、やばかった〜。大輔ってしつこいからあのままあの場所にいたら学校に遅刻しちゃう」
京が一人で息を整えながら歩いていたら後ろから聞き覚えのある声がした。
「京さん!おはようございます」
「んっ?あっ岳くん!おはよう〜」
「あれ?どうかしたんですか?息切らして」
「えっ?あっあぁ――――」
京がさっきの事を岳に説明すると
「ハハハ。大輔くんらしいや。やっぱり知らなかったんだね」
「ほんとだよね。まさか気付いて無かったとは・・・」
岳は京を横からチラッと見てからフッと笑い、京の前に出た。
「ねー京さん。僕達も明日デートしない?」
岳が笑顔で、まるで日常会話のようなノリで言った。
「はいっ?」
京は分からない、といった顔で岳を見た。
「だ・か・ら、デートだよvんー、11時に迎えに行きます」
「なっ何言ってる?なっなんで私と岳くんが??」
「何でって、僕は京さんの事が好きだから。好きだからデートに誘ったんだよv」
「えっえ――――――!!!」
岳の爆弾発言に驚き、京が顔を真っ赤にしながら叫んだ。
それを聞いた周りの人達は「何だ?」と言った顔でその叫び主を見た。
「京さん・・・声大きすぎ。学校中の注目の的ですよ」
「えっ?」
「じゃぁ、僕はここで。明日迎えに行きますから」
「えっ?はっ?ちょっまっ・・て・・・・」
京は頭の中がまだパニックの状態のまま岳に置いてかれ
た。
その後、京は一日中ずっーと岳に言われたデートの事で頭が一杯で授業中も上の空で何度も先生から注意された。
「なっ何だったの?岳くんは一体何を考えてるの?私が好き?そんな事あるはずないじゃない!
あんなにカッコイイんだよ?女の子にだってすっごいもてるし・・・私をからかったのかな?でも――――」
京はずっーとこんな事を繰り返し考えていた。
おまけ
「ヒカリちゃ〜ん!!本当の本当に光子郎さんと付き合ってるの〜?嘘だよねー?」
「だっ大輔くん。もう放してよ〜!あぁ〜!!も―――、京さんのバカ――――――!!!」
「ヒ〜カ〜リ〜ちゃ〜〜〜ん」
一日中ずっーと大輔がヒカリにまとわりついてたとかいないとか・・・。
はい、終了。めっちゃ中途半端だし(汗)この後の岳と京のデートはどうなったんでしょう?
やっぱり続きは書いた方がいいかしら??でもこれで終わりってのも切がいいような・・・。
皆さんはどんなデートが希望なんでしょうかね?ちょっと知りたいかも。
なんか毎度の事ながら、大輔が哀れすぎる・・・。でも大輔ってこういう役が似合ってるしな。
それかめっちゃくちゃシリアスな話とか・・・。
いつかは幸せにしてあげなくては。
管理人:友永
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