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小さい頃からの夢
絵本の中に出てくるような
かっこいい 王子様が白馬に乗って私を迎えに来るのv
私の王子様
「みーや―こー!!」
「んっ?」
私は親友の詩音が呼んでいるのに気が付いて、声のするほうを向いた。
「もう、何度呼んだら分かるの?さっきからずーーーっと呼んでるのに!」
えっ?そんなに呼んでいたなんてまったく気が付かなかった。
取りあえず、私は少し怒ってる詩音に謝った。
「ゴメン、ゴメン。ちょっと考え事してたから」
私は詩音に向かって舌をちょっと出して可愛く謝った。
「もうしょうがないなぁ」
詩音は口では怒っているみたいだが、顔は笑って許してくれている。
「ありがとうvっで、何?何か用事があったんでしょう?」
「あっ!そうそう。次の時間の図工は風景画なんだって。だから校庭で一緒にやろう」
「えっ?そうなの?いいよ。一緒にやろう」
「じゃぁ、校庭に行こう!!」
私たちは校庭に行き、木の下の日陰になっている場所に座りそこから見える校舎を描く事にした。
「キャー――――――――――――vvvvv」
突然の歓声で、私は持っていた筆をふっ飛ばしてしまった。
「なっ何?何なの?」
「分からないよ」
私たちはキョロキョロ辺りを見回した。
「・・・・あっ!!」
詩音は何かを見つけ、叫んだ。
「えっ?何?どうしたの?」
「京、あっち見て!」
詩音に言われた方向を見ると、そこでは男子の先輩たちがサッカーをしていた。
そしてさっきの黄色い声は、どうやらそれを見ている女子の先輩たちだったみたいだ。
「何で、たかがサッカーであんなにもの歓声が沸起るわけ?」
私は不思議で仕方が無かった。
「ほらー、ちゃんと見てみなよ」
「えっ?何?」
詩音は呆れたように言った。
「分からないの?今そこでボールの競り合いをしている二人の先輩たちのこと!」
私は意味が分からなかった。
「何で?詩音は分かるの?」
「京ってば知らないの?六年生(お台場小)の中で超有名人なんだよ、あの二人」
「そうなの?知らなかった・・・。もっと詳しく教えて」
私がそう言うと、詩音は得意げになって話し出した。
「まずあのゴーグルを付けている先輩が、八神太一先輩。サッカー部のキャプテンでエースストライカーなんだよ。
熱血で、とっても後輩思いで優しいのv」
「へー。そうなんだ」
私は詩音の知識の多岐さに感心しながら、八神先輩という人を見た。
・・・でも私のタイプではなかった。いかにもスポーツマンで、正義のヒーローという感じだ。
私は、もっと・・なんていうか・・・王子様?見たいな感じの人が好き。
そんな事を考えていたら詩音が「京!聞いてるの?」と耳元で叫んだ。
「うわっ!ごっごめん。それで後もう一人の人は?」
詩音が「もう、しょうがないなぁ」とブツブツ言いながら話し出した。
「それであの金髪の人が、石田ヤマト先輩。文武両道・クールな二枚目なんだよ。
そして照れ屋で、笑顔がとっても素敵なのv」
「へー」と言いながら私はその石田先輩と言う人を見た。
なっ、何なの?ちょーかっこいいじゃん!!いかにも白馬に乗った王子様みたい。まさに私の理想の人だよ。
ふとそんな事を考えていたら、詩音が
「石田先輩って、京の好みのタイプだよね。いかにも王子様系でさ」
私は詩音の思いもよらない言葉にビックリした。
「なっ何で分かるの?私ってそんなにも分かりやすいかなぁ?」
「だって昔から、京が好きになる男の子って王子様系だったじゃない」
昔を振り返って思い出してみると、私は「そうだったかも・・・」と呟いた。
「でしょう。でも安心してね。私は八神先輩狙いだから」
詩音のいきなりの爆弾発言に私は驚いた。
「そうだったの?私知らなかった。なんで教えてくれなかったの?」
「だってさぁ、やっぱり好きな人は秘密にしときたいじゃない」
「そうかなぁ?私は結構言っちゃう方だけど・・・」
「それは京がまだ本当の恋をした事が無いからだよ」
「そっ、そうなの?」
「そうだよ!」
そう言った詩音の言葉は同じ小学四年生とは思えなくて、
そして、その表情も今までに見た事が無いぐらいにとても綺麗で・・・輝いていた。
―それから三年が経った―
「京さん!どうかしたんですか?」
心配そうに賢くんが私の顔を覗き込んだ。
私の期末試験が終わったので、私と賢くんはデートと言う事で公園でお弁当を食べている所だった。
「あっ、何でも無いよ。ただ昔の事を思い出してただけ」
「そうですか?ならいいんですけど・・・。具合が悪いのかと思いました」
小さい頃からの夢
「ゴメンね。心配かけて。でも私は全然元気だよ」
私は「見てみて」と言いながら腕を回した。
賢くんは笑いながら「その様子なら大丈夫そうですね」と言って私の横に並んだ。
絵本の中に出てくるような
「あっ何で笑うのようーーー!」
プーっと口を膨らませながら、私はそっぽを向いた。
「すいません。あまりにも京さんが可愛い事をするんで」
「なっ!!(///)」
私は真っ赤になりながら、何か言おうと頑張ったがダメだった。
「そろそろ行きましょうか」
そう言って賢くんはお弁当箱を片付け始めた。
「えっ?どこ行くの?」
「京さんが期末試験頑張ったので、ご褒美に前から行きたがっていた有明の水族館にでも行きましょうか?」
「本当に!?やったーー!!」
「では行きましょうか、お姫様」
そう言って賢くんは、スッと右手を私に向けて差し出した。
かっこいい 王子様が白馬に乗って私を迎えに来るのv
うわぁーーくさっ!!それに中途半端だし!!
すいません。賢ちゃんが別人ですね。それに砂を吐くほど甘いです。
えっと・・、京姫はきっとヤマトに憧れていたに違いないでしょう。
だってミーハーな京姫が、ヤマトみたいな美人さん(美少年)に惚れないわけがないと思い書きました。
詩音とは、オリキャラです。またまたMy設定です。実は詩音には双子の姉がいます。それはまた別の機会で出します。
賢京というよりは、京姫の独り言みたいですみません。
管理人:友永
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