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日が落ち、真っ赤に燃える夕日で校舎や体育館などが赤く染まった頃、テニスコートに部活の終了を告げる大きな声が響いた。
Which is you?−前編−
「今日の部活はここまで。レギュラーと準レギュラーは上がり、それ以外の奴らは片付け&コートの整備をしろ」
「はいっ!!ありがとうございました」
約200人の部員の声が同時に言った。
それを聞くと、その声の主・・・跡部景吾はレギュラーの部室へ向かって行った。
部室の扉を開けるとそこには跡部と樺地以外の人たちはもうシャワーを浴びたり着替えに入っていた。
そして岳人がピョンピョンと跳びながら跡部の側に来た。
「あっ!景吾も一緒にお好み焼き屋寄ってかねー?」
「あぁ?」
「あのね、侑士とジローとはぎーと行くんだ」
「亮は・・・行くのか?」
そう跡部が聞くと、岳人はニヤッと笑い
「亮にはまだ聞いてないぜ、まだシャワー浴びてるからな。景吾はほんっと亮中心だよな〜」
跡部は少し赤くなりながら
「ふんっ。俺もシャワー浴びてくる」
とシャワー室の扉を開け、入ってしまった。
樺地も跡部の後に続きシャワー室に入った。
それを見ていた岳人と侑士とジローは顔を見合わせてプッと笑い出さした。
「景吾ってば顔赤かったよ〜」
「ハハハハハッ。景吾たんは相変わらず分かりやすいやっちゃな〜」
「けーごってば、おっかC」
三人がゲラゲラ笑っていると、部室の扉がそっと開いた。
「どうしたの?そんなに笑って」
不思議そうな顔をした滝が、帰り支度を終え入ってきた。
「あっ、はぎー。あのね実は・・・」
岳人がニヤニヤと笑いながら滝に跡部の事を話た。
「あんまり笑ったら景吾がかわいそうでしょう。景吾はあれで必死なんだから」
「でもさ〜」
「それに何だかんだ言って、みんなだって亮くんには優しいじゃない」
滝の言葉に、うっとみんな言葉に詰まった。
みな、素直で意地っ張りで、そして心の優しい宍戸の事が大好きなのだ。
「でしょう?」と微笑みながら滝は言った。
彼は一番大人だ。
「あれ?どうしたんだお前ら。やけに静かじゃねーか」
宍戸がシャワー室から出てきた。
「あっ、亮くん。別にどうもしないよ」
と微笑みながら滝は言った。
彼の笑顔はまるで聖母のようだ・・・。
「そっか?」
とたいして気にもしないで宍戸は着替え始めた。
そして岳人が、そういえば〜と思い宍戸に声をかけようとしたら大きな声によって邪魔された。
「あっ、宍戸さん!髪の毛まだ濡れてるじゃないですか!!!」
長太郎がシャワー室の扉を開けた瞬間、勢いよく宍戸の側までやって来てタオルで髪の毛を拭き始めた。
「うぜぇー、別にほっとけばすぐに乾くって」
「何言ってるんですか。以前に比べて短くなったとは言え、今はもう夏ではないんですから風邪ひきますよ」
それを見ていたジローが
「あははは〜。何かちょたってば亮ちゃんのお母さんみた〜い」
と腹を抱えて笑い出した。
「それ言えてる!ちょーたって犬だったり母親だったりするよね〜」
と岳人が楽しそうに言った。
それを聞いた長太郎は
(恋人がいいのに・・・・・)
と心の中で呟いた。
「がっくん、亮ちゃんに聞やろかいでええのか?」
忍足が着替え終わり、ジローと一緒になって笑い転げている岳人に声をかけた。
「あっそうだった!」
と手をパンッと叩き、宍戸の側に行った。
「あっ?なんだ、岳人」
あのね。と岳人が声を続けようとしたらバンッとシャワー室の扉がまた開き、跡部が出てきた。
(樺地は跡部よりも早くに出てきて、一人静かに着替えていた。)
それに気付いた滝が
「景吾、あんまり乱暴にドアを開けたら壊れちゃうよ」
「ふんっ、・・・・・・あっ?亮・・・お前、自分で髪も乾かせないのか?フッ、ダサいな」
それを聞いた宍戸はカッと顔が赤くなり跡部に殴りかかろうとしたが、それを忍足が止めた。
「亮ちゃん、景吾の挑発に乗ったらあかんで。それよりはよ着替えてしまい」
「うっ・・・・・分かった」
宍戸は忍足の言うとおり、途中だった着替えにしぶしぶ取りかかった。
そして長太郎は「あぁ〜宍戸さ〜ん」と情けない声を出し、宙に彷徨っているタオルを握りしめていた。
「ほら、景吾も早く着替えちゃいな。風邪ひくよ」
滝に言われ跡部も着替え始めた。
そして着替えている最中、宍戸は「そういえば・・・」と呟きながら岳人に声をかけた。
「なぁ岳人〜。さっきの言いかけた言葉の続きは?」
えっ?と顔をした岳人だったが、あぁ〜と思い宍戸に
「今日の帰りにお好み焼き屋に寄ってかねー?あっ、ちょーたも行くだろう?」
岳人が長太郎にも声をかけ、長太郎が「はいっ」と返事をしようとしたが、宍戸の一言によって言えなかった。
「わり〜、今日はちょっと・・・。また今度誘ってくれよ」
なっ?と言い岳人に謝った。
「はぁ〜?何で?何か用事でもあんのか??」
岳人が「ねぇねぇ〜」と言いながら宍戸に詰め寄ると
「人と会う約束してんだよ」
少し照れたように笑い、頬をポリポリと掻いた。
「「「「「はいっ?」」」」」
見事に滝と樺地以外の声がハモった。
・・・・・・・・そして、滝は耳を塞いでいた。
「だれだれ?誰と会う約束してるの?」
ジローが宍戸に心配そうに聞いた」
「べっ別に誰だっていいだろ・・・・」
「何や俺らにバレたらあかん人なんやろか?」
忍足が眼鏡を光らせて聞いた。(笑)
「そうだ。言え、亮」
何故か命令口調の跡部だが、内心はドキドキしていた。
「だっ誰なんですか〜宍戸さ〜ん!!」
今にも泣きそうな顔で、長太郎が言った。
「そうだぜ、亮!俺らと一緒にお好み焼きを食うことより大切なヤツなのか?」
わけの分からない事を言いながら、岳人は頬をプーっと膨らませた。
「はぁ?何わけの分かんねー事言ってんだよ。別に誰だっていいだろっ」
宍戸はさっさと支度を終わらせ、カバンを肩に引っ掛けて
「じゃぁな!」
と一言だけ岳人たちに告げ、部室を去って行った。
「ばいば〜い」
滝と樺地だけは笑顔で手を振り、見送った。
それから数秒経ってから宍戸が帰った事に気がついた岳人たちは
「りょっ亮ちゃんの後を付けるで」
忍足の一言によって岳人たちは素早く着替えを終わらせ、部室を飛び出した。
「樺地、鍵を頼む」
「ウス」
跡部が樺地に鍵を渡し、岳人たちの後を追った。
「じゃぁね、樺地。お疲れ様」
と笑顔で言い、滝も跡部の後を追って走った。
先に一言謝ります。忍足の関西弁が分かりません!!すみません。
間違いを見つけた方は、指摘してください。
どうしよ・・・・・終わらなかった。本当は一回で終わるはずだったのに。
それに、亮くんの相手が出てきて無いし(汗)
誰だか分かります?・・・・分からないよね。かなりのマイナーだし。
それに性格分からないから、次回出てきたとしてもあんまり喋らないかも。
名前だけ?とかになる確立も・・・・99%。
はぁ〜。どうしよ〜続けるかなぁ?これで終わりとかはダメ?
う〜、でも折角の亮くんの誕生日だからお祝いしたいし。
気長にやるかな・・・。うん。そうしよう!!
設定を書いて無いから分からないかも知れないですが。
跡部・ジロー・滝が幼等部からの幼馴染。
宍戸・岳人が小等部から編入してきた。(同じクラスに編入したため、仲が良い)
忍足は中学から編入してきた。
長太郎は中学から。小学生までは外国暮らし(国は・・・?)
樺地は・・・多分、幼等部からいそう。
以上が大まかな設定です。
樺地と滝と岳人以外は、亮くんにゾッコンLOVE(古っ)です。
管理人:友永
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